2017年1月7日

 ウィリアム・フォークナーが作家や作品について語る音声と、それを書き起こしたものを載せているサイトを見つけた。
 ディケンズの『マーティン・チャズルウィット』に登場するセアラ・ギャンプについて、「私の好きな人のひとりです。毎年、冬になると、ミセス・ギャンプと出会うために、再読します」というような発言をしていた。フォークナーは、「キャラ萌え」的な読みかたをする作家だ。
 フォークナーが影響を受けたもの、バルザック、ドン・キホーテ(セルバンテス)、ドストエフスキー、トルストイ、ディケンズ、旧約聖書、シェイクスピア等、あらためて考えると、生き生きとして勢いのある作中人物を描く作家が多い。彼自身、『アブサロム、アブサロム!』のトマス・サトペンや『響きと怒り』のジェイソン・コンプソン4世など、読む者の脳みそに焼き印を押しつけるような強烈な印象を与える人々を生み出した。それは、フォークナーから影響を受けた作家たちも同様だ。

 ウィリアム・フォークナーとドストエフスキーを繋ぐ線を彼自身ので得られてよかった。




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